教育体制・学習支援体制
神戸大学法科大学院の教育体制・学習支援体制の概要
神戸大学法科大学院では、未修者については、未修スタートアッププログラムを実施しています。未修者の2年目以降や、既修者として入学した学生に対して、行っている教育や学習支援は以下のような流れになります。これは、2023年度入学の学生の例です。
2L(既修1年目・未修2年目)
【2023年4月】
・自習成果確認テスト
入学前の自習の成果を確認するテストを実施しています。入学後の学習の参考にしていただきます。
【6月】
・各種科目小テスト
ほとんどの法律基本科目において、小テストを実施しています。入学してからの学習成果の確認をするとともに、答案返却のフィードバックを通じて、知識・理解、表現等の現状を把握し、今後の学習の参考にしていただきます。
・前期個別面談
入学した学生と教員が個別に面談し、入学後の生活や法科大学院での学習への取り組み方等について相談に応じています。
【8月】
・チューターゼミ開始(〜約2年間)
学生の組織するゼミに法科大学院出身の若手弁護士をチューターとして割り当て、ゼミを通じて継続的に、司法試験の合格に向けた学習指導や実務への導入を行います。
・期末試験
司法試験本番を見据えたクオリティの期末試験で、実力を測ります。
・答案返却会
期末試験の答案が返却され、採点結果が伝えられるとともに、出題者が解説をします。この答案返却のフィードバックを通じて、知識・理解、表現等の現状を把握し、今後の学習の参考にしていただきます。
【10月】
・学習アンケート
前期の反省や今後の司法試験に向けた学習計画についてアンケートを実施します。現時点での自身の立ち位置を客観的に分析し、どのように司法試験に立ち向かうか、具体的に考える機会としてもらいます。このアンケートへの回答が、後期2L個別面談のための資料となります。
・後期個別面談
学生と教員が個別に面談し、前期の成績やそれに対する学生の自己分析をふまえて、司法試験に向けた具体的な学習計画や勉強方法等について相談に応じます。
【11月】
・合格体験報告会
本年の司法試験の合格者が、司法試験に向けて実施した具体的な勉強方法等のノウハウを報告し、参加した学生の学習相談に応じます。
・各種科目小テスト
ほとんどの法律基本科目において、小テストを実施しています。学習成果の確認をするとともに、答案返却のフィードバックを通じて、知識・理解、表現等の現状を把握し、今後の学習の参考にしていただきます。
【2024年1月~2月】
・期末試験
司法試験本番を見据えたクオリティの期末試験で、実力を測ります。
【2月】
・答案返却会
期末試験の答案が返却され、採点結果が伝えられるとともに、出題者が解説をします。この答案返却のフィードバックを通じて、知識・理解、表現等の現状を把握し、今後の学習の参考にしていただきます。
【2月~3月】
・エクスターンシップ
主として兵庫・大阪の法律事務所のご協力により、2週間程度、法律実務の経験を行うことができます。東京や地方の法律事務所や企業のご協力もあり、様々な場所で、様々な種類の実務経験を、学生の志向に応じて積むことができます。エクスターンシップへは、2Lの2月か、3Lの9月のいずれかに参加できます。
3L(既修2年目・未修3年目)
【2024年7月】
・司法試験(在学中受験)
今までの成果を出し切りましょう!
【8月~9月】
・海外エクスターンシップ
主として東南アジアの法律事務所において、1か月程度のインターン経験を積むことができます。シンガポール、ミャンマー、タイ、台湾、マレーシアなど、多くの国の法律事務所に派遣実績があり、日本の法科大学院の中でも希少な経験を積むことができます。
【9月】
・学習計画アンケート
司法試験に向けた学習計画についてアンケートを実施します。現時点での自身の立ち位置を客観的に分析し、どのように司法試験に立ち向かうか、具体的に考える機会としてもらいます。このアンケートへの回答が、3L個別面談のための資料となります。
【10月~11月】
・個別面談
司法試験までのラストスパートの時期、司法試験までの悩みに対応するため、学生と教員が個別に面談を行います。
【2025年2月~3月】
・修了前オフィスアワー
多くの教員が、オフィスアワーの時間を設け、個別に相談できる体制を整えています。
【3月】
・修了
各自のスタイルで、司法試験まで対策を続けましょう。修了後も司法試験の受験まで、特別研修生として、自習棟や図書館で勉強を続けたり、ロッカーを使い続けることができます。
【7月】
・司法試験
今までの成果を出し切りましょう!