神戸大学法科大学院は、「次世代型グローバル・ビジネスロー教育」に取り組んでいます。グローバル化が進み、各国が新たなルール作りでしのぎを削っているなか、日本で育った法曹が、世界を舞台に存分に能力を発揮することができるよう、法科大学院教育の次世代化を進めています。
「次世代型」の特徴は、国内外の多数の実務家と共同でグローバル化を進めることにあります。神戸大学伝統のビジネスロー教育に、このグローバル教育を重ねることで、修了生が国内外の法律事務所や企業法務部等で発揮すべきリーダーシップを身に付けてもらいます。
これまでにも多数の人が修了者認定を受けています。
日本を代表する約10社の法務部長等(企業内弁護士を含む)と外部弁護士ら、総勢十数名による連続講義です。六甲法友会(神戸大学の東京における法務関係職の同窓組織)の全面的協力を得て、日本企業の法務の真の姿を「内部の視点」から取り上げ、企業法務部門の広大で多彩な職域を実感させる授業が展開されます。
グローバルな法務の課題として、日本法には存在しない法制度への対応があります。そのため、内外の実務家教員を招聘して、実務的対応を重視した外国法の授業と、研究者による理論的授業とを組み合わせることにより、日本法を相対化する能力を養成します。
世界経済の成長センターである東アジア/東南アジアに拠点を構える国際的法律事務所の全面的な協力を得て、「海外エクスターンシップ」を行います。まさにグローバル・ビジネスローの最前線を海外で実体験する機会が得られます。なお、エクスターンシップは体系的授業科目としての質も確保され、単位認定もされます。