教育実績

周 源 さん

2023年3月
博士課程後期課程修了

岡山大学社会文化科学学域 講師

周 源 さん

法学研究科を選んだ理由

神戸大学大学院法学研究科には、日本国内はもとより世界的にも第一線で活躍する政治学・国際関係論の研究者が数多く在籍しています。また、修了者からも一流の政治学者が数多く輩出されてきました。こうした先生方から直接指導を受けられる環境に身を置き、最先端の理論や分析手法に触れることで、研究者としての確かな基礎を築きたいと考えました。

在学中の研究と印象に残っていること

在学中は、中国の権威主義体制が対外プロパガンダの内容にどのような影響を及ぼすのかを研究しました。博士論文では、ゲーム理論と量的テキスト分析を組み合わせ、中国の対外発信を理論と実証の両面から分析しました。とりわけ印象に残っているのは、法学研究科の自由闊達な研究環境です。大学院生と教員は、研究テーマの違いを超えて、共通の方法論的基盤のもと、対等な立場から活発に議論を交わしていました。

法学研究科の魅力

神戸大学大学院法学研究科の魅力は、一言では語り尽くせませんが、ここでは三点に絞ってご紹介します。第一に、日本における政治学方法論教育の草分け的存在であることです。法学研究科の教員による授業に加え、学外からも専門家を講師として招聘し、集中講義などを通じて、体系的かつ高度な方法論教育を提供しています。第二に、複数の教員による充実した指導体制が整っていることです。指導教員だけでなく、政治学を専門とするさまざまな教員や大学院生とも日常的に議論を交わすことができ、必要なときには親身で的確な助言を受けることができました。第三に、大学院生の英語論文執筆や研究成果の国際発信に対する支援が充実していることです。私自身も、国際学会での研究報告や海外での方法論研修を経験し、研究成果を英語で発信する力を培うことができました。こうした経験と六甲台で築いた人的なつながりは、修了後も研究を続けていくうえで、かけがえのない支えとなっています。

現在の活動とキャリア

修了後は神戸大学法学研究科の研究助手を務め、2026年4月に岡山大学社会文化科学学域の講師に着任しました。現在は国際政治学の理論と分析方法を教えながら、中国の政治・外交、権威主義体制、政治コミュニケーションについて研究しています。

(2026年9月掲載)

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