教育実績

王 亞淳 さん

2020年3月
博士課程前期課程修了

法学研究科を選んだ理由

私が神戸大学法学研究科を選んだ理由は、企業活動の国際化が進む中で、会社法上取締役の責任についてより専門的に研究したいと考えたためです。私は台湾にある大学の法学部から神戸大学法学研究科に進学しました。学部では商標法における損害賠償をテーマに卒業論文を執筆し、民事責任や損害賠償制度に興味を持ちました。大学院では会社法に研究対象を広げ、日本と台湾の取締役の損害賠償責任を比較法的に検討したいと考え商法分野における研究・実務実績に定評のある神戸大学法学研究科に進学しました。

在学中の研究内容や印象に残っていること

私は神戸大学法学研究科在学中、商法を専攻し、日本と台湾における取締役の損害賠償責任について比較研究を行いました。研究を通じて両国の制度や考え方の違いを学び、法制度を比較する視点を身に付けることができました。また、商法を専攻する先輩方は知識が非常に豊富で、一緒に授業を受けたり議論したりする中で、多くの刺激を受けました。さらに、独占禁止法やLegal Englishなどの授業では、他専攻の学生と交流し、多様な考え方に触れる貴重な機会となりました。自分の専門分野の学びを深めることができるだけでなく、他分野の学生と意見交換できる環境も整っており、非常に充実した学生生活を送ることができました。

法学研究科の良いところや魅力

神戸大学法学研究科の魅力は、法律の知識を学ぶだけでなく、自分の考えを論理的にまとめ、相手に伝える力を身につけられる点です。授業では、文献を読んで内容を理解するだけでなく、自分の意見を発表したり、英語の文献を日本語に翻訳したり、資料を整理・分析したりする機会が多くありました。また、論文作成では指導教員と議論を重ねながら、関連文献を収集・整理し、自分の考えを深めることができました。こうした学びを通じて、情報を分析し、自分の言葉で分かりやすく説明する力が身についたと感じています。これらの能力は、企業の法務部門や研究の分野など、さまざまな場面で活かすことができると考えています。

現在のご活動・キャリアについて

神戸大学法学研究科修了後、エアコンメーカーで約5年間法務業務に従事し、現在は水処理を行う会社の法務特許部法務グループに在職しています。現職の主な業務は契約書審査で、開発部門や化学分野に関する契約にも携わり、専門知識も学びながら実務経験を積んでいます。 現職の会社は、国内外に事業を展開しているため、日本各地の拠点や海外子会社の担当者と連携し、日本語・英語双方の契約書の確認や法律相談への対応等の業務を行っています。また、社内法務研修の実施にも携わり、法令遵守の意識向上にも取り組んでいます。今後は、企業の国内外での事業展開を法務の立場から支えられる人材を目指し、実務経験を積むとともに、法律や日本語・英語の学習を継続していきたいと考えています。

(2026年9月掲載)

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