概要

研究科長からのメッセージ

大学院進学希望のみなさんへのメッセージ

 神戸大学の歴史はおよそ120年前,1902年(明神戸治35年)の旧制神戸高等商業専門学校(神戸高商)の創立とともに始まります。そして,神戸高商を引き継ぐ神戸大学の社会科学系学部・大学院はその後,わが国の社会科学をリードする教育研究機関として長い歴史を育んできました。その伝統は,神戸の煌めく街並みと大阪湾を見はるかし,社会科学系図書館や出光佐三記念六甲台講堂等の気品ある建物がそびえる六甲台キャンパスにいらっしゃれば,実感として味わうことができるはずです。

 神戸大学大学院法学研究科は,開放的で国際性に富む文化の下,体系的な教育課程を通じ高度に専門的な法学・政治学の知識を提供することによって,(1)法学・政治学の領域の研究者を養成すること,(2)高度化・複雑化する現代社会において専門知識を用いて問題を解決する能力を持つ職業人を養成すること,(3)急速に変化する社会において新しい問題に直面している社会人・職業法曹に対し継続教育を行うことを目的としています。

 研究者の養成は,1953(昭和28)年に新制の大学院として本研究科が出発した当初からの目的です。わが国における法学・政治学の教育・研究をリードしてきた神戸大学法学研究科にとっては,現在でも法学・政治学の分野で活躍する研究者を輩出することが重要な役割の一つです。本研究科は,この目的を達成するために,研究者養成プログラム(博士課程前期課程・後期課程)を設けています。

 企業や官公庁等さまざまな分野で活躍する人材の育成も,現代社会における大学院の重要な役割です。こうした人材育成に向けて他大学に先駆けて実現した法政策専攻(1992年),総合研究コース(1995年)専修コース・社会人コース(2000年)の設置を経て,現在では,高度社会人養成プログラム(博士課程前期課程・後期課程)とグローバルマスタープログラム(Kobe LL. M.,博士課程前期課程)がこの役割を担っています。

 また,すでに職業法曹として活躍している方々に対する高度の継続教育を実現するものとして, 高度専門法曹養成プログラム(通称「トップローヤーズ・プログラム(TLP)」。博士課程後期課程)が用意されています。それ以外の社会人の方々に対しては,上述の高度社会人養成プログラムが,継続教育の機能を果たしています。

このように私たちは,社会の多様なニーズに応え,優れた人材の養成に取り組んでいきます。もちろんそれは,大学院生の皆さんの学びたいという要求に応えていくことでもあります。その目的に向けて,われわれ教員は,最高の教育や研究のサポートを提供すべく頑張ります。そのような充実した学びの場を,ともに作っていきましょう。

法学研究科長・法学部長 高橋裕
(2021年10月)

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