若枝 一憲 さん
2003年3月
博士課程前期課程修了
外務省勤務
法学研究科を選んだ理由
国内屈指の政治外交史分野の教授陣と、院生の関心や目標に応じて柔軟にカリキュラムを組める専修コースは、外務省で働くことを当時漠然と考えていた自分にとって大変魅力的でした。六甲台キャンパスの正面階段を上った場所から一望する神戸の景色にも心掴まれました。
在学中の研究内容
日米同盟を軸とする戦後日本との比較で、米国との対立の道を選んだキューバに関心を持ち、キューバ革命を修士論文の題材としました。ゼミや講義を通して政治外交史や国際法・刑法など法学の知識を積んだことは現在の業務でも基盤となっています。
本学の良さ
六甲山麓の新鮮な空気のもと、落ち着いて研究できる環境は神戸大学の良さだと思います。20代にそうした時間を過ごせたことは自分の財産です。現在、社会人として働きながら後期課程に入学しました。若い学生と社会人学生が一緒に学べるオープンな空気も法学研究科の良さの一つだと思います。
現在のキャリア
外務省総合外交政策局で、国際組織犯罪・テロ対策を所掌する部署で働いています。国連など各種国際会議に出席するマルチ外交に携わっています。