トラスト未来フォーラム信託法寄附講座

信託とは

信託は、ある者(委託者、信託設定者)が有する財産を別のある者(受託者)に移転し、受託者はさらに別のある者(受益者)のために当該財産(信託財産)を保有し、管理したり運用したりする法的な仕組みです。信託財産は受託者に帰属しますが、受託者自身の財産(固有財産)とは別の扱いを受ける点に特徴があります。
日本では主に商事的な文脈で戦前から使われてきましたが、近年は家族間で信託の仕組みを用いる例も増えています。信託の重要性は増していく傾向にあるといえ、法学部・法学研究科における信託法の研究教育もまた大切です。

信託法寄附講座

法学部・法学研究科では、公益財団法人トラスト未来フォーラムから寄附を受け、2024年度から信託法寄附講座を開始しました。学部生および大学院生を対象に、信託法の授業を提供します。
本授業は、本学所属の研究者教員数名がそれぞれ得意とする分野について講義を行う点と、信託実務に携わる外部講師のゲストにも講義をしていただく点に、特徴があります。受講者は、多様な講師から信託の理論および実務を多面的に学ぶことができるのです。

公益財団法人トラスト未来フォーラム

トラスト未来フォーラムは、信託の振興と発展に資するべき調査・研究・助成等に取り組む公益財団法人です。詳しくはこちらを御覧ください。
本寄附講座を実現してくださったことに感謝申し上げます。