齋藤 嘉臣 さん
2005年3月
博士課程後期課程修了
京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
法学研究科を選んだ理由
学部時代から神戸大学法学部で学んでいました。演習で研究し始めた安全保障論に関心を持ち進学を決めたのですが、その際に国際政治学や外交史分野において突出した資源を持つ本学の研究環境が魅力的で、法学研究科を選びました。
在学中の研究内容
冷戦変容期とされる1960年代から1970年代の国際政治を、イギリス外交を軸に研究しました。博士論文では、冷戦を東西対立の視座のみから捉える視角を批判し、同盟政治やヨーロッパ統合との連関を意識しながら、イギリス外交の果たした役割を考察しました。
本学の良さ
国際政治学の分野に限定しても第一線で活躍するスタッフを多数擁し、さらに外交史や政治史、国際法といった隣接諸分野でも日本を代表するスタッフから指導を受けることができる法学研究科は、きわめて恵まれた研究環境を有しています。議論を通して切磋琢磨しあえる多くの刺激的な研究仲間の存在も、貴重です。
現在のキャリア
京都大学大学院法学研究科21世紀COE研究員、日本学術振興会特別研究員、金沢大学人間社会研究域法学系准教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。現在は国際政治学、外交史、比較政治学等を教えています。