概要

EUインスティチュート関西(EUIJ)

2005年4月から、EU(欧州連合)の機関である欧州委員会の全面的な協力を得て、神戸大学(幹事校)・関西学院大学・大阪大学に、EU Institute in Japan, Kansai(EUIJ関西)が設立され、EUに関する包括的な研究・教育活動が行われています。京都大学経済研究所および関西大学を協定校として組織を拡大して、2009年4月1日より第2期を開始しました。EUがEUIJ関西を日本におけるEU研究の拠点として重視していることは、2006年4月のバローゾ欧州委員長の訪問(神戸大学名誉博士号授与)に続き、2010年4月にヘルマン・ヴァン・ロンプイ欧州理事会議長(初代EU大統領) が神戸大学を訪れ、それぞれ講演を行ったことに表れています。


2006年4月22日
バローゾ欧州委員会委員長が
神戸大学にて講演

国家の枠や壁を越えて「一つのヨーロッパ」を構築するという壮大な試みは、世界の注目を集めています。また、2005年5月に「アジア欧州会合ASEM外相会合」が京都で開催され、日・EU首脳会談も毎年行われていることからもわかるように、日本とEUとの関係は日に日に深まっています。

神戸大学大学院法学研究科の大学院生および法学部生は、所定の科目を履修することにより、EUIJ関西が発行するCertificate in European Union Studies(EU研究修了証)を取得することができます。この修了証は、大学が授与する学士号とは別に、EU研究につき所定の成果を上げた学生に対 し、EUIJ関西が独自に授与するものです。欧州委員会が認定したEU研究カリキュラムでヨーロッパの法・政治・経済等を学ぶことにより、将来国際舞台で活 躍するためのしっかりとした基礎を身 につけることができます。

また、本Certificateプログラムに登録する学生には、ヨーロッパでEU を学ぶための奨学金やEU圏でのインターンシップなど、他では得られないさまざまな機会が提供されます。

さらに、神戸大学では、第一線の実務家・研究者によるEUに関するセミナーが頻繁に開催されています。法学研究科大学院生・法学部生 は、これらセミナーに自由に参加することができます。

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