概要

充実した教育研究環境

図書館・電子ジャーナル・学習環境

 大学院生には、専用の研究室と机が与えられ、通常24時間利用することが可能です。研究室では、静かな研究環境で集中して勉強できるとともに、各自が自由にインターネットに接続でき、直接判例や電子ジャーナル、新聞のアーカイブにアクセスできるなど効率的な調査が可能です。また、神戸大学には多くの図書室・図書館がありますが、法学研究科の大学院生が主として利用するのは、社会科学系図書館です。同図書館には、法学・政治学関連の図書に加えて、経済学・経営学を含めた幅広い社会科学関連の書籍が、和書・洋書を合わせて100万冊以上収蔵され、学生はこれらの書籍を自 由に利用することができます。特に、「外国雑誌センター」には1,100種類ほどの外国雑誌が収蔵され、本学のみならず全国の研究者が利用する貴重な雑誌を数多く抱えています。さらに、附属図書館とは別に、法学研究科資料室が設置され、700種類以上の法学・政治学関連の図書・資料が所蔵されています。

紀要

 研究の成果を発表する場があるか否かは、とりわけ研究職を志望する大学院生にとって、非常に重要な問題です。本研究科では、『神戸法学雑誌』を年4回、『神戸法学年報』を年1回、公刊しています。さらに、年1回発刊されているKobe University Law Reviewによって、英語など日本語以外での公表の機会も用意されています。また、これらとは別に、法学研究科の大学院生(研究者養成プログラム)の自主的な編集による『六甲台論集(法学・政治学篇)』も、前身となる『六甲台論集』と合わせると、50年以上の歴史を誇る紀要です。こうした豊富な公表の機会を提供することを通じ、本研究科は、教育の成果を社会に広く還元するとともに、大学院生の皆さんの研究成果を広く知ってもらうことができるよう努めています。

研究会

 本研究科では、専門分野ごとに、さまざまな研究会が毎週のように開催されています。十名程度の小規模なものから、数十名のメンバーが参加する大規模なものまで、また、大学院生のみをメンバーとするものから、学内の教員も参加するもの、さらに学外の研究者も多く参加するものまで、多様な形態の研究会が存在しています。講義や演習とはまた違った形で、たとえば、自分の調査や考察の結果を報告し、他者からのフィードバックをもらう場として、貴重な研究の機会を提供しています。是非、本研究科に入った暁には、これらの研究会にも顔を出してみてください。

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