マンフレッド・ラクス宇宙法模擬裁判Manfred LachsMoot Court?
紹介
マンフレッド・ラクス宇宙法模擬裁判とは、国際宇宙法学会（International Institute of Space Law: IISL）が例年開催する、宇宙法に特化した模擬裁判です。1992年、IISL米国人会員はジョージタウン大学、ジョージ・ワシントン大学、アメリカン大学の3大学を招き、世界宇宙会議（World Space Congress）で第1回宇宙法模擬裁判（北米地域予選）を開催しました。翌1993年には欧州地域予選が参画し、2000年にはアジア太平洋地域予選が、2011年にはアフリカ地域予選が立ち上げられました。宇宙法模擬裁判の名前は、国際法、とりわけ国際宇宙法において偉大な業績を残したマンフレッド・ラクス元ICJ判事に由来します。
大会の流れ
例年8月、著名な宇宙法学者が翌年の模擬問題を作成し、HP上で公開します。1月に法学生は自分の地域の予選窓口に参加登録をし、2月もしくは3月に書面を提出します。地域予選は3月-6月中に開催されます。
地域予選に優勝したチームは、10月にIISL年次大会中に開催される準決勝、世界決勝へと進みます。
特徴
この模擬裁判の1番の特徴は、現役の国際司法裁判所（International Court of Justice: ICJ）の裁判官が3名、世界決勝で判事を務める点です。また、世界決勝はIISL年次大会中に開催されるため、地域予選優勝チームは世界決勝に参加する旅費が各地域予選のスポンサーより提供されます。
- マンフレッド・ラクス宇宙法模擬裁判
運営団体（日本）：http://www.sljsc.org/ 日本宇宙法学生会議