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模 擬 安 保 理Model Security Council

模擬安保理とは?What is Model Security Council?

模擬安保理では、参加者が各国の代表になりきり、架空のシナリオでの国際交渉を体験します。各国は自国の国益を守りつつ、国際平和の実現のためにこれ以上問題が深刻化しないよう安保理の対応(具体的には決議の内容)を決めていきます。最終的には、決議案が複数出され、それらが実際の手続ルールに基づいて投票にかけられ、採択・不採択が決まります。

神戸大学の法学部が高校生向けの模擬安保理大会を設定した「狙い」は、従来から『国際公共人材』の育成という看板を掲げてきたことがあります。必ずしも政府や行政といった立場でなくても(すなわち民の立場であっても)常に国際的、かつ公共・社会のために考え、行動できる人材を育てるのがわれわれの強みであり、また仕事であると自認して教育と研究に取り組んできました。今回の模擬安保理会議は、高校生のみなさんに、実体験的に神戸大学での教育の特徴を理解していただくため、企画されたものです。

われわれが一番に期待するのは、日頃と違う「場」と新しい仲間のいる環境で、短時間ですが、<学びの営みを楽しんでいただくこと>です。もちろん、国連で長い間ご活躍されてきた明石康先生に会っていただき、大いに刺激を受けていただくのが企画の第一の柱ですが、それだけではもったいないと思います。「ふーん」(=こんな素敵な先輩の学生さんが神大にはいるんだ、他の高校にはこんな高校生がいるんだ、こんな先生から国際関係を学ぶことができるんだ)とさまざまに発見して帰っていただけると幸いです。願わくばそれが大学で学びたいという「意欲」につながると大成功だと思っています。

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