HOME > Investment Arbitration Moot

模 擬 投 資 仲 裁Investment Arbitration Moot

2016年国際仲裁模擬裁判 Foreign Direct Investment International Arbitration Moot

  • 国際模擬投資仲裁大会の参加を通して

  • 2016年8月15?20日にわたって韓国・ソウル大学校で行われました国際模擬投資仲裁大会アジア太平洋地域大会に神戸大学法学部、法学研究科から6名(宋玲、陳啓超、劉テイテイ、青柳雅子、齋藤光理、國津祐貴)で1チームを結成し、参加いたしました。本年度はクラクストン先生、玉田先生にチームコーチをしていただきました。


  • 国際模擬投資仲裁大会では、国と投資家(私人)の間で生じた紛争を仲裁という手段を用いて解決するにあたり、学生が弁護士になりきり、問題として与えられた事件の法律議論を作成、準備書面の作成、口頭弁論を行う大会です。本年度は特に投資家の国籍問題等、国際公法にも踏み込んだ内容が出題され、6人という小規模のチームで英語の文献に囲まれながら大会準備に当たりました。


  • 模擬仲裁大会の集大成とも言える口頭弁論の部では、持ち時間の中でこれまで作り上げてきた議論を、3人の仲裁人(実務家、教授等から構成される)に伝え、仲裁人からの質問にも答えていきます。アジア環太平洋地域大会では20大学が参加し、神戸大学チームはインドネシア・Pelita Harapan大学、韓国・ソウル大学校、フィリピン・Far Eastern 大学Institute of Law、中国・上海政法学院と予選で対戦いたしました。予選突破・世界大会進出を目標にこれまで準備をして参りましたが、英語も含め、判例の分析・細部に至る準備で差がつき、予選突破することは叶いませんでした。しかしながら、3ヵ月半にわたり準備をし、議論を積み重ねてきたことは、弁論をする上で大きな自信に繋がりました。指導をしていただきました、クラクストン先生、玉田先生に心より御礼申し上げます。


  • このような大会参加は、渉外弁護士を目指す方でなくとも、将来ビジネスマンとして活躍したいという方であっても、国際投資法に興味さえあれば大変有意義なものになると思います。英語を総合的に鍛えることができる点、書面・口頭での法律議論の組み立て方を実戦形式で学べる点、そして何より国際的な大会を通して、海外の学生、実務家・教授と出会い、世界のレベルを知ることができる数少ないチャンスだと思います。ぜひ将来のGMAP生にも参加していただきたいのと同時に、GMAP生に限らず大学院生・学部生にも「英語だから私にはできない」と思わず、勇気を出して一歩踏み出して参加していただきたいと思います。

ページトップへ戻る
Copyright © 2014 Graduate School of Law and the Faculty of Law, Kobe University. All Rights Reserved.