大学院の歩み

ラオス法律人材育成強化プロジェクト(フェーズ2)第12回本邦研修

ラオス法律人材育成強化プロジェクト(フェーズ2)第12回本邦研修のプログラムとして本学法科大学院にて研修会が開催されました(12月20日)


当日参加された研修員と各プログラムを
担当した本法科大学院スタッフ

本年12月20日、ラオス法律人材育成強化プロジェクト(フェーズ2)第12回本邦研修のプログラムとして、神戸大学法科大学院にて研修会が開催されました。

ラオスでは、2012年12月頃から、裁判官・検察官・弁護士という法曹の養成制度改革が検討されるようになり、2015年1月からは法曹三者を統一的に教育する法曹育成制度がスタートしている。現在、法律人材育成強化プロジェクト(フェーズ2)が実施されており、今回の本邦研修もJICAの法整備支援事業として、法務省法務総合研究所のもとで行われたものである(詳しくは、「ラオスの法曹養成制度改革」をご参照のこと)。

神戸大学法科大学院での研修会は、「ラ・クール」(模擬法廷教室棟)に行われ、研修員としてヴィエンヴィライ・ティエンチャンサイラオス国立大学法政治学部学部長、ブンティアン・ポムマチャン同副学部長、ヴィサイ・シーハーパンヤ同民事学科長、ヴィライ・ランカーヴォン同政治学科長、ドゥアンマラー・カムソンカ同総務課長、ケオピラ・アヌヴォン同民事学科民事グループ長、ブンター・ソーパープミサイ司法省国立司法研修所所長、ジョムカム・ブッパリワン同司法制度推進局局長、センパチャン・ウォンポートン同官房局副局長、パッタナー・ボーンペン同国立司法研修所裁判所判決執行官育成学科長、マニチャン・ピラパン弁護士、シーサワン・ルアングラート最高人民裁判所司法研修所所長、ブンクワン・タヴィサック同官房局長、プーグン・チャンタナコーン同司法研修所副所長、ティッパソーン・ラットウォンサイ同司法研修所運営部長、ダヴォン・カムシー同司法研修所専門官、ポーンペット・ウンケオ最高人民検察院検察官研修所所長、ブワカム・パダップディ同監査局副局長、カムオン・ナムノヴォン同検察官研修所研修部長、ダブサダチャン・ウォンサイ同検察官研修所官房長、ヴィエンサワン・センスリヤー同検察官研修所研修部副部長の21名が参加された。


ブンティアン・ポムマチャンラオス国立大学
法政治学部副学部長(右)と
上嶌一高神戸大学法科大学院長

プログラムは、上嶌一高本法科大学院長の挨拶を皮切りに開始され、(1)神戸大学法科大学院の紹介(島村健教授)、(2)民事法に関する意見交換(本元宏和教授、行廣浩太郎准教授)、(3)刑事法に関する意見交換(宇藤崇教授、池田公博教授、萩原良典教授)と進行し、研修員の方々からは、わが国、また本法科大学院における教育について数多くの質問がなされ、終始活発な意見交換となされた。

その後、本法科大学院における海外インターンシップを担当する齋藤彰教授、榊素寛教授の紹介を経て、ブンティアン・ポムマチャンラオス国立大学法政治学部副学部長からのご挨拶をいただき閉幕となった。

なお、当日の研修会には、福岡文恵法務省法務総合研究所国際協力部教官、須田大JICA長期派遣専門家、稲本実穂同部国際協力専門官が同行された。


終始活発な意見交換がなされた。
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