未修者スタートアッププログラム

未修者教育の概要

神戸大学法科大学院では、開設以来、法科大学院教育に期待される社会的重要性を踏まえ、未修者教育に力を入れてきました。

本法科大学院の特徴は、1年次から司法試験科目である7法(憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法)のすべての科目を開講し、必修としていることです。

これは、早い段階から、法律学習の骨格となる部分を固め、2年次以降の教育に臨む態勢を身につけてもらうためです。

質の高い法律基本科目教育

その基本を身につけるための教育は、本法科大学院が誇る一流の教育スタッフによりなされます。それら教員が、3年後の司法試験合格を見据え、未修者の1年間で何を身につけるべきか、ということを熟慮の上、精選して教育を行っているのが、本法科大学院の未修者教育の1つのセールスポイントです。

くわえて、次でご紹介するプログラムの運営には、法科大学院出身の若手教員も関わっています。

「未修者スタートアップ・プログラム」の開始

この質の高い教育を学生のみなさんに浸透させることが常に課題であり、そのため本法科大学院では、「未修者スタートアップ・プログラム」を策定し、2015年度から開始しました。このプログラムは、2015年、2016年の法科大学院公的支援見直し加算プログラム審査において、いずれも【優れた取組】との評価を受け、加算対象となっています。

下の図を見ていただければわかるとおり、本プログラムは、入学、中間試験、期末試験、進級という皆さんの学習イベントを踏まえ、入学から、進級時まで、段階をおった教育・学習サポートを、授業進行と並行して行い、皆さんに着実に実力をつけてもらうことを意図したものです。

学習段階に応じた指導とサポート

プログラムの内容

具体的には、4月最初にみなさんの在学生先輩による「勉強方法情報提供会」を行い、予習・復習への取組み方やまとめノートの作り方などが実物を示しながらアドバイスがなされます。

次に、授業と並行して、その内容を踏まえつつ、「法解釈基礎演習」が行われ、解釈・文書作成の実践的なトレーニングが年間を通して行われます。学期終了間際には、OB・OGの実務家による「法律文書作成会」が行われ、その時点での皆さんの到達度を測り、課題を明らかにするとともに、研究者教員とは異なった角度からのアドバイスを受けられます。その上で、夏休み中盤の期末試験までの間に、修了生の方がサポーターとなり、皆さんの期末試験にむけた自主ゼミでの学習を支援します。

最後に、前期終了後及び進級前の2回、「フォローアップ・カウンセリング」として、皆さんの成績状況を見ながら教員複数名による学習アドバイスと相談の機会が設けられます。このように教員とOB・OGが一体となり、皆さんの学修の立ち上がりを支えます